ストーリーや出来事はこれといって変わったことは起こっていないが、監督の見せ方が面白い。
このどこかずっと気持ち悪い感じがとてもよく僕はクセになった。
昭和の映画だからか、とても日本らしさを感じ、こ…
このレビューはネタバレを含みます
登場人物がみんな好きになれない、ご飯の食べ方と咀嚼音が汚い、家庭教師が報酬金に釣られて学生を叩いて成績上げる話でラスト家族みんな痛い目みて、謎のヘリのでかい音が鳴って終わり
そもそものストーリーと…
「夕暮れを完全に把握しました」
問題児、宮川一朗太の台詞がいちいちツボで、松田優作との掛け合いが静かに笑いを誘う。
やたらと強調される咀嚼音と、船やトラックやバス、ジェットコースターにヘリコプター…
他者である家庭教師との交流により、本当はお互いにまったく関心がない父母兄弟の家族模様、家族というシステムの寄る辺なさが表出する。
何か決定的な事態が起こるわけではないに、終始確かに何かが起こりそうな…
めちゃくちゃ面白い
人間が日常生活で立てる嫌な部分を凄く上手く拾ってる
他人が生きているという事の不快感と、そいつらが屯している家族の気持ち悪さ
一行政機関としてしか存在していない学校の平坦さ
特に…
まるで悪い夢を見続けているかの様な感覚に陥ってしまいそうになる歪な空気感がクセになる作品でした。画角やカット割りなど、とにかく絵力に引き込まれるし、そんな絵力を引き立たせる「そういう人いるよね〜」が…
>>続きを読む