半田役の吉川晃司の演技だけが光っていた。他は原作のファンにとってはミスキャスト。物井は渡哲也ではないだろう。
そもそもあれだけ壮大で複雑、重厚な話をたかだか2時間の映画にするのは無理だった。
それで…
【原作を刈り込んで映画化することができない無能な人たちが作った作品】
高村薫原作の小説(私は未読)を映画化したもの。
ビール会社の社長を誘拐し身代金を要求する犯人たちの行動と、それを追う警察の…
原作未読だが、この映画で描かれる犯人グループの正体は完全に一橋文哉の『闇に消えた怪人』からのイタダキ。
硬質なタッチのミステリーで面白く観れるのだが、犯人グループの個々の背景が浅くしか描かれていな…