まずフォントがかっこいい。それもそのはず、美術はデザイナーやデザイナー志望なら知る人ぞ知る粟津潔。そして音楽は武満徹、監督は松竹ヌーベルバーグの中でも画面に対する美が鋭い篠田正浩。
主役は1番いけて…
篠田正浩の失敗作。ショーケンの魅力は神代辰巳の方が巧く引き出せていたし、親子の血の繋がりは山田信夫より田村孟が適している。一見、ネームバリューがあるスタッフで固めているが、効果としてはいかがなものか…
>>続きを読む篠田正浩×石原慎太郎と言えば『乾いた花』。
個人的に60年代邦画の中でベスト3に入るぐらい好きな松竹映画だが、同タッグの本作も面白い。
中盤まで続く「ある殺害」に並走する伏線が、後半で全体をジワドロ…
主人公はいい歳して自我の確立されていない萩原健一演じる大学脳外科医局インターン。その幼さから恋人に唆され共謀して人を毒殺してしまう。医師として犯した罪に苛まれた彼は恋人、彼から縁を切った母、そして受…
>>続きを読む愛と根深い憎しみの相関、“憎み嫌い殺したい奴が山ほどいても押し黙った化石のように耐えている” 日常から沸点超えて逸脱する男女を描く石原慎太郎原作の映画化。篠田正浩、ショーケンと魅力あるスタッフで期待…
>>続きを読むこのパッケージの写真みたいなかっこいいショーケンは一体いつ出てくるのかと思いながら見終わってしまった。ショーケンのベッドシーンと絶叫シーンくらいしかいいところのない映画だなあ。「女にとって男は世間」…
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