篠田正浩×石原慎太郎と言えば『乾いた花』。
個人的に60年代邦画の中でベスト3に入るぐらい好きな松竹映画だが、同タッグの本作も面白い。
中盤まで続く「ある殺害」に並走する伏線が、後半で全体をジワドロ…
このレビューはネタバレを含みます
非常にドロドロした愛憎劇。
昭和40年代の様相も相まって、
とてもやるせない作品です。
大学病院のインターン生萩原健一は、
その大学教授の傲慢な態度が気に入らず嫌悪していた。
ある日、
少年の脳…
主人公はいい歳して自我の確立されていない萩原健一演じる大学脳外科医局インターン。その幼さから恋人に唆され共謀して人を毒殺してしまう。医師として犯した罪に苛まれた彼は恋人、彼から縁を切った母、そして受…
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杉村春子とエイコが通じ合う草むらの舞台、謎、、
患者の母とショーケンのもしかしてそうなのかなという疑惑が漂い始めるあたりからもうきっとどこにもいけなくて
怪しい岸田森に怪しい武満徹の音楽
重なる叫び…
この頃のショーケンは時代のアイコンって感じでやたらとカッコ良い。
かつて不義を働き家を出た母(杉村春子)の働くラブホテルに会いに行き、昇降するベッドで再会する気まずいシーンに苦笑。
主人公の勤務…
母親と恋人に翻弄される医学生の話。クソ医者の上司、ヒステリックな恋人、気狂いの母親、家庭崩壊した人妻、そんな人達に揉まれて、真面目な医者の卵が殺人にまで手を染めていく。
ドロドロでぐちゃぐちゃでボ…
石原慎太郎の書き下ろし小説を篠田正浩監督が萩原健一、杉村春子を母子とし、二宮さよ子を恋人役で使った1973年の作品。
やっぱり古い。何もかもが古過ぎて滑稽な感じもしたけれど...
萩原健一だけは全…
2024.07.07
萩原健一を教団に勧誘する元医師の岸田森のBGM
▶【film】野獣都市 1970.05.23
2024.07.06
つばさ座
貝山智弘
漁村からトンネルを抜けると大都会
萩原…