男の子は天子様から預かっているもの。無事にお返しできて(招集されるような子に育てることができて)ほっとするなど、当時の国民がどういうメンタリティで戦争を受け入れていたかが、この映画でかなりつかめる。…
>>続きを読む昭和19年公開で陸軍省後援、情報局國民映画と銘打ったバリバリの戦中国策映画である木下恵介の『陸軍』ですが、「天子さまにお借りした息子をお返しすることが出来て肩が軽くなった」と言ってた田中絹代が息子の…
>>続きを読むこちらも木下惠介の国策映画。
しかし本当に描きたかったのは最後の田中絹代扮する無言の母親の姿なのだろうと思う。
監視と制限のある中、国策のためではなく、苦心して良い映画を撮ろうとする姿に心打たれるシ…
木下恵介若かりし頃の国策映画。日本の国策映画はコケる。プロパガンダとしては丁寧すぎて扇情的になれないの。
幕末から太平洋戦争まで日本近代の有り様や目指す先を丁寧に説明してくれる良作。ここまで歴史を伝…
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