陸軍のネタバレレビュー・内容・結末

『陸軍』に投稿されたネタバレ・内容・結末

軍人勅諭を暗誦する母の虚脱した表情、そして子を追いかけて走るシークエンス。「女には分からない」が連発される中で、狂信的な愛国者となった父から離れて、孤独に走る母親の姿があまりにも印象的だった。
育児映画として観るととても面白い。

これを作った人が二十四の瞳を作ったのか。

観てて気分が悪くなるほどの(正しさ)の怖さ

戦意高揚映画には観えない
1944年陸軍の依頼でなんて信じられない。
田中絹代さんその時代に合わせての子供を叱咤激励していても
母親の奥深さ、優しさ、を感じさせる。
彼女の愛には矛盾がない

笠智衆…

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戦意高揚の映画でありながらも、そして息子は立派に天使様に差し上げた、という時代状況でありながらも、最後、出征を見送りに行くと泣いてしまうからと店番をしていた田中絹代演じる母親も、ラッパが街に響わたり…

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有名なラストの実際の出征シーンで、そこに至るまでの当時の日本の軍国主義の異常性が浮き彫りになる。本作が陸軍省後援として検閲を潜り抜け1944年12月に公開されたというのは考えさせられる。

木下恵介監督の第4作。木下が戦中に撮った4本中、最後の作品。戦時下に、陸軍省の依頼で製作されたもの。作品の冒頭に「陸軍省後援 情報局國民映画」という表記がある。太平洋戦争開戦日からほぼ3周年にあたる…

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戦時中の映画であるからお国のためにな内容が多いのだけれどやはり、今現在観るとその部分は逆に反戦への思いを起こさせます。

当時この映画を観た観客は日本国万歳となる人がもちろん多いだろうが、作中登場す…

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終戦を翌年に控え軍国主義の真っ只中にある1944年制作、名匠木下恵介がプロパガンダを装いつつ揺るぎない反戦意志を取り入れた伝説の作品。

作品の舞台となるのは幕末攘夷戦争から日清・露戦争を経て満洲・…

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日本は素晴らしい国で、戦争に負けることはないと終始訴えてくる。
しかし、その瞳には当時の日本国内に対する疑念と、抵抗のまなざしが光っている。

戦争高揚映画ではないと見抜かせなかったポイントは、母…

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木下恵介をナメていた
これはすごい映画だ

何代にもわたって、軍人として生きることに誇りを持った一家の話

この映画の公開は1944年
陸軍後援で戦意高揚を目的として作られた映画である
しかしクライ…

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