田舎出身の誠実な愛国者が荒波に揉まれながらも信念を貫くキャプラ×スチュワートの大傑作
飄々としたスミス、声が震えるスミス、迫力あるスミス、声を枯らし疲弊したスミス、一つの芯を持ったキャラクターの様…
民主主義を象徴するリンカーンの膝下で私欲を貪る親玉からあの手この手の猛攻。
「お飾り」として選出されドンキホーテと揶揄されるスミス上院議員は腐敗した政治に打ち勝てるか。。
言葉を武器にせめぎ合う…
アメリカの理想主義を掲げ続けたフランク・キャプラ監督。
同監督作品の中でも本作はその色が特に濃い傑作。
州の悪徳実力者テイラーの操り人形として、
上院議員に指名されたスミス(ジェームス・スチュアー…
政治素人のスミス青年がひょんなことから上院議員になって奮闘
前半は進みが重く感じたりもしたけど法案提出してからかなり面白い
最後はがんばってるけど牛歩戦術ならぬ牛タン戦術ってのがなーカタルシスとして…
スミスは上院の議員の心を掴むこともできず、世論を味方にすることも失敗しており、ペインが良心の呵責に耐え切れず自白さえしなければ、普通に負けていたんだよねえ、そういう意味ではご都合主義な終わり方なのか…
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