マーティン・エデンの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

「マーティン・エデン」に投稿された感想・評価

Orrec

Orrecの感想・評価

4.1
大好きな作家、ジャック・ロンドンの自伝的小説が原作ということで鑑賞しました。

マーティンエデンは前半で、牢獄を築くものに自由を築くものの表現力はない、と世間を揶揄していたにもかかわらず、中盤あたりの、牢獄でも鍵を見つければ家さ、鍵は愛、といった彼の言葉によって、世間から逃げ出すことができず、自身を諭す一種の諦めのようなものを感じました。
Netflix映画『オールド・ガード』で端正な顔立ちと
ゲイカップルとしての役で印象的だった
ルカ・マリネッリが主演だったので視聴。
普段恋愛ものは見ないのですが
影のあるポスターの姿に惹かれてしまいました。

ナポリで貧しい船乗りが上流階級の娘に恋をして、
自分も賢く聡明な彼女のようになりたいと勉学に目覚める。
小学生からやり直した方がいいと言われても
知への探究心は止まず、やがて小説家を志すようになる…

身分違いの恋ということで
「ロミオとジュリエット」や「タイタニック」を彷彿としますが
もう少し大人向けです。
ルカ・マリネッリの存在感で成り立っている部分はかなり大きく
自然に女性をエスコートする仕草や
鋭く大きな眼で見つめられ多くの女性が落ちるのも頷けます。

当時のナポリのファッションも素敵で
(女性は柄物のワンピースやドレス、男性はスーツ)
時折挟まれるフィルムカメラの映像や
歴史ある街並みが素晴らしく見ているだけで美しい映画です。

なけなしのお金でタイプライターを購入したり
電気代を節約して本を読む生活は今の自分には考えられず、
誰もが平等に教育を受けられるという事に感謝するのでした。

一方もし「成功するまで2年待っててほしい」という
ハンサムが現れたらどうしようかと考えてもみたり…🤔(不純)

前半と後半のマーティンの風貌や演技の変わり様も必見です。
白いスーツ汚れそうだなと心配してしまう庶民でした
ニハル

ニハルの感想・評価

4.2
ルカマリネッリ主演ということで鑑賞。

構図だけ見ればダンテとベアトリーチェなんだろうけど、ダンテのように一方的な神聖視でもなく教養をきっかけに結ばれたふたりが愛だけじゃうまく行かないね、ってことに気づく話かな。
これってイタリアの国民性? 常に周りに人がいるのに孤独に苛まれてるように見えるマーティンに共感はできなくても痛みは分かち合える。
Santa

Santaの感想・評価

4.0
良作です。純文学を観ているようです。私の今の状態には重たい、、、
TAKA

TAKAの感想・評価

3.4
貧しい家庭に育ち、上流家庭に憧れを抱く。
憧れ方が好き。上流育ちのエレナを好きになり、彼女と同じように教養を得たい。どうすれば良いのか?本を読んで色々学ぶ。
作家として成功したくて四苦八苦。
彼はお金持ちになったけど見た感じ嬉しそうではなかった。
mtmt

mtmtの感想・評価

3.7
20世紀初頭にアメリカで書かれた原作を同世紀後半の南イタリア・ナポリを舞台に脚色した作品。港湾労働者出身の若者が上流階級の女性と出会い元来の知識欲が触発され作家を目指す。努力、そして人々との幸運な縁もあり成功を収めるが…。全体の中で主人公を写す構図が好み。そして主演ルカ・マリエッリがとても魅力的だった。
絶望の青春とは

原作者が、前に鑑賞した『野生の呼び声』と同じということで気になっていた作品。
監督も脚本家も違うから、そこまで関係ないかもだけど…。

貧しい労働者階級の船乗りのマーティンが、上流階級のお嬢様と恋に落ち、作家を目指すというあらすじ。

教養がないと言われまくるマーティンが勉強して作家なるまでの過程は面白かったが、後半はテイストが変わっていってしまい、あんまり感情移入出来なかったのが正直な感想。

彼女役の女の子の青い瞳が透き通っていて綺麗すぎる…だとか、
タイプライターでの代筆のくだりで、ヴァイオレットエヴァーガーデンを思い出したり…と、
もう、こうなってはダメでした。


P.S. レビューを書くのが2週間遅いからこそ気づけること

ハマった作品はまるで昨日今日観たような感じで書けるけど、ハマってない作品はその度合いに比例して何も言葉が出てこない。

逆に言うと、2週間寝かせれば本当に堪能できたかどうかわかる。(個人的には)
原作は未読です。
内容は大きく違いますが何となくこの作品とジブリの「魔女の宅急便」に近い雰囲気や温かみを感じるのです。
舞台はナポリで宅急便のほうもナポリの風景を参考にしてるらしく同じ空気感を感じてしまう。普遍的な身分の違いによる
愛の相違。
ジャック・ロンドンが1909年に出版した小説『マーティン・エデン』を原作としていて作者の半自伝的作品らしいですが
こんなダンディーでカッコいい作家なんて
ずるい。自分の中でルカ・マリネッリの
評価がどんどん上がっていきます。
鋭い眼光に女の子のような可愛らしい笑顔
少しアラン・ドロン感を感じませんか?
あの前髪かなぁ〜キュンキュンします。
「君は僕のものだよ永遠に」あぁ素敵なセリフ。
同じ物書きをするものとして感情移入されずにはいられませんでした。
彼の物書きに対する姿勢は純粋で自分の表現を捻じ曲げずに描こうする様は作家そのものです。
初めて掲載された時は自分も喜ばしくなるくらい彼の成長をずっと見ていたくなりました。
しかし後半からの彼の失落ぶりは
すごくて恋人を突っぱねるほど彼は堕ちていきます。
ルカの演技力の振れ幅にも脱帽です。
そんな映画。
hiropon

hiroponの感想・評価

3.8

2019年 🇮🇹🇫🇷の作品です …… 🎞

簡単なあらすじ ……
貧しい労働者階級の青年(マーティン・エ
デン)が 上流階級の女性エレナに出会い ……
一目惚れ😍✨✨✨

貧しさ上 全く学校教育を受けて無い青年は …
彼女の美しさと知性に惹かれるとともに …… 初めて知る文学の世界への好奇心に目覚めさせられることとなる …… 🤩💥

労働者階級から独学で作家を目指す若者の苦闘を描いた名作でありました …… 💁🏻💦

この青年が 今作の原作『 マーティン・イーデン 』の作家〝 ジャック・ロンドン ″ 本人で 彼自身の自伝的物語であります …… 👩🏼‍💻💦

普通によく有る ロミオとジュリエット的な作品でありますが …… 今作特に 主人公〝 ルカ・マリネッリ ″ の 演技力💪🏻 に注目かもー ⁉️
第76回ヴェネツィア国際映画祭で『ジョーカー』の〝 ホアキン・フェニックス ″ を抑え見事男優賞を奪い取っております …… 😱💥✨

映画的には …… 自伝と言うことで当時の様子を16mm映像を挿入したり他 工夫もあり 自然な当時を演出しており …… 内容、映像ともに良く出来た作品でありました … 🙆🏻‍♀️🙈✨✨

✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨
ryoryosan

ryoryosanの感想・評価

4.0
格差を超えて飛躍しようとする青年の挑戦と栄光と、そして挫折。
普遍の名作を記録映像や16mmフィルムを使うことであえて時代設定をあやふやにして現代性を持たせることに成功してる。
原作自体はジャックロンドンの自伝小説。舞台は20世紀初頭のカリフォルニア。
それをイタリアに置き換え、映像の中には20世紀初頭と思われるものの中に現代や60年代などを感じさせる車や街の風景が入ってくる。

エレナも良かったが、マルゲリータ役の女優が雰囲気あって良かった。
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