生きている間が人生です
結構特殊な「生い立ち」の映画である事を踏まえて考える
誰もが息を呑むであろう冒頭のサスペンス的な長回しシーンは、元々短編として完成したもので、それをあくまで「主人公のその後…
原題:Madre(スペイン語で母)
第91回アカデミー賞の短編実写賞にノミネートされた2017年の同名の短編映画『Madre』をオープニングシーンとして、その10年後を描いた作品だと観終わってから…
冒頭シーンを除いては静かで落ち着く映画
波の音がBGMのように流れているのもいい
人を想う気持ちに名前なんていらない
親が子を想う気持ち
異性を愛おしく想う気持ち
これは愛、これは恋、だなんて割…
フラメンコで踊り手が佳境に入った瞬間を「デュエンデー神が乗り移った」、普通じゃない程の域に入ってしまうことをフランス語で「マラドゥー病気」。そんな愛の前では、大人の常識も理性も、家族の優しさも虚しい…
>>続きを読むオープニングの緊張感が凄まじく、一気に引き込まれる。迷子になっている息子とその母親との電話のやり取りだけで、母の焦燥感の高まりを観客にも伝播させていた。
このオープニングは圧巻だ。
全体としては、オ…
元夫とビーチへ出掛けていた息子が迷子になり行方不明に。時は10年経ちビーチで働くエレナは息子のおもかげがある少年と出会う…。この少年に対してエレナの感情は恋なのか、愛なのか。自由奔放なエレナに共感は…
>>続きを読む原題『Madre』 (2019)
監督・原作 : ロドリゴ・ソロゴイェン
脚本 : イサベル・ペーニャ、ロドリゴ・ソロゴイェン
撮影 : アレックス・デ・パブロ
編集 : アルベルト・デル・カンポ…
©Manolo Pavón