固定カメラで色んな人間のある一瞬を切り取ったような作品。
動きもセリフも少ないため、ほぼ絵画を見ているような不思議な感覚でした。
合計33カットで色んな人間が映し出されるけれど、一つ一つは短く、…
スウェーデン作品。
どこにでもありそうな日常のシーンを数分ずつ、約30シーンほど映しただけのような作品。
まるで神様にでもなって飼育している人間を観察しているような感覚に。
人間は憐れで滑稽で愛すべ…
物語を語る文字と映像の違いとして、文字では捨象される情報をどこまで映像に落とし込めるかという点が大きい。
ロイ・アンダーソンの映画は物語としては成立していない。断片的なエピソードだ。しかし、背景や通…
この監督の作品を観るのは初めてだけど、超絶独特、いい意味での異質さ。
どうにもならない人々の日常を生気のない映像で映し出す。
不自然なまでにセットが整然としていて、「物」がとことん排除されている。…
神の視点からなのかわからんけど、何人も問題を抱えていたり、深刻な状況を迎えていたり、些細なものだったりするのがランダムに次々と淡々と描かれる。
その一つ一つがリアリティがなくて。というのも人間て深刻…
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