歌うつぐみがおりましたに投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『歌うつぐみがおりました』に投稿された感想・評価

1970年のグルジアが描かれている、という意味でも貴重な映画だ。
何故か憎めない?とは思わないが(笑)
とにかく街に芸術が溢れている。
これは現実というよりは理想なのだろうか?
mare
4.0

本当にだらしない男を追うだけの話なのだが、軽やかなユーモアのおかげであまりにも自由奔放すぎるどうしようもなさにクスリと笑えてしまう。この即物的なドタバタっぷりはジャック・タチ映画にも通じそうな鮮やか…

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肉鹿
3.9

オーケストラに所属する若きティンパニ奏者。だが、本番に遅刻途中退出当たり前にそこら中を軽妙に飛び回るがついに報いを受ける。

主人公がとんでもなくダメな人だけど可愛げがあるのがちょっとずるい。母性本…

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filmoo
3.5

このレビューはネタバレを含みます

オタールイオセリアーニ3本目。
面白かった。
『落葉』でも登場人物が街中で知り合いと遭遇する頻度がやけに多くて風刺的な描写というか何か思う所があってのことなのだろうとは思っていたのだけど、今作はその…

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オタール・イオセリアーニ監督『歌うつぐみがおりました』(1970)

時間に間に合わず、
音楽に間に合う。

主人公の一貫性のなさ、目的の分からなさ、目先の欲求のおさえられなさ、計画性のなさ、それら…

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ジョージアのオタール・イセリアーニ監督作品を初鑑賞。モノクロでヌーヴェルバーグのような質感のジョージア映画。
出番の少ないオーケストラの打楽器担当の主人公が出番のない時間に演奏を抜け出して、フラフラ…

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SunO2
3.5
フラフラする若者を追いつつ、社会とか街のシステムみたいのが見えてくる。交通機関や飲食店一つとっても未知の世界に踏み込んだ様な新鮮さがある。ヌーヴェルヴァーグというよりネオリアリズモ的な感触。

主人公のギアは自由気ままな楽団の打楽器奏者。
演奏会はいつも遅刻だが、不思議と自分のパートには何とか間に合わせる。指揮者は彼を首にしろと息巻くが、風のように自由なギアの周りには友達が寄って来る。
演…

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すい
3.6

予定があるわけでもないのに、忙しなく街を移動し続けるギアは女たらしの人たらし。ティンパニて圧倒的に待ち時間の方が長いから、彼には向いてないのでは。

ヌーヴェルヴァーグな空気。時計の歯車が動き出すラ…

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