小津安二郎がもし近未来の家族を撮ったらこうなったみたいなSFな映画。
小津安二郎の正面ショットはテレビ電話に併用できる。
ショットの繋ぎとしてのトンネル構図や縦の線に監督の癖がでてる。
部屋の…
詩的で瞑想に誘うようなトーンで紡がれる映像の数々、その美的な達成に比べれば、物語はやや定型的でシンプルすぎる気もするけど、余分なものを綺麗に削ぎ落したことで愛と悲しみの本質に迫れているような印象もあ…
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