フランスがナチス・ドイツに攻略され、虚しくも陥落した占領時代。ジュラ地方の小さな村はルー川によって分断されており、その地域では占領下のフランスと自由地帯との間の境界線となっている。ベルリンの壁の前…
>>続きを読む善と悪どちらにも理屈があるのではないか。
散髪屋のシーンで、ドイツ軍の若い兵に対して現地人が言葉がわからないことが良いことに悪口を言っている。しかし、兵士は本当は戦争に対して批判的で散髪屋にはただコ…
ナチス・ドイツ占領下のフランス
ナチス支配地区とフランス自由地区との境界線の人間模様
豪華俳優陣による群像劇的な掛け合い
ジーン・セバーグの美しさが取り分け鮮やかに脳裏に蘇る
戦争映画らしい、そして…
新文芸坐シネマテーク クロード・シャブロル特集で鑑賞。
第二次世界大戦中ドイツ占領下のフランス。ジュラの街は、橋の上の境界線でドイツ支配地域と自由区域に分断されていた。
本作は、原作が有名なレジスタ…
シャブロル監督唯一の戦争映画らしい。ナチス占領下のフランスが舞台で、レジスタンスとそれを支援する住民と、ゲシュタポなどナチス側とのいざこざが描かれる。
舞台になっている村は丁度、ヴィシー政権下の地…
レジスタンス映画ではあるけれども、主人公がそもそもレジスタンスに乗り気でなかったり、フランス人ではあるけれどもドイツ側の通訳のおじさんがいたり、厭戦気分の若いナチス兵がいたりと、決して一枚岩ではない…
>>続きを読む先週の『ジャガーの眼』との落差と言うか柔と剛の使い分けと言うか、シャブロルの幅の広さと器用さをこれでもかと堪能出来た。前半はこれ登場人物多くて苦手なやーつだ…と思い観ていたが、この手のやつはどんどん…
>>続きを読む鑑賞後、少し長い講義聞いてから、機会があればもう一度再見してから評価を定めたい作品。
個人的にシャブロル作品自体が今回初めて、何でも『境界線』は『パリは燃えているか』と同時期の1966年ににレミー大…
人間が持つ二面性とか二律背反的なものを戦争を下敷きに。
シャブロルの演出やっぱり好きだな。感覚的なところにめちゃくちゃ魅力を感じる。
それが象徴的なラストシーンの演出はクリティカルで風刺的で、鳥肌も…