ミステリーではない。サスペンスというのか?一つの歴史に焦点を当てた映画。
中盤までは事件の真相に迫った、犯人は本当はコリーニーじゃないのかも?とか思いながら見た。動機、クライマックスは重くもあるけど…
新人弁護士ライネンは国際弁護士として実業家の殺人事件の犯人コリーニを担当する。
被害者はコリーニの幼少期の恩人だった。
被害者はナチスの指揮者。
第二次世界大戦時に犯人コリーニの父親を彼の目の前で…
罪と向き合い続けるドイツには、日本人として頭が下がる。
日本にも、戦争中に犯された罪が軽くされて、政界に舞い戻ってこれるようになった歴史がなかったけかな?と思いながら観た。
調べてみて思い出した、「…
知識の足りないわたしには認識が及ばない人種間での微妙な物語が潜んでいるようだ。(主人公がトルコ人である理由すらほとんど理解できていない。)
映画を通してこういった言語化できない不穏な空気に触れること…
戦時中の蛮行の自戒はよく見るけど、戦後処理の間違いに自戒を込めた作品は初めて見た。実際に法改正の動きが生まれたことはとても意義深い。
また、自分の中で「戦後」という言葉の意味が変わった。街が復興し…
胸をすくような痛快な法廷劇ではなく。
正義と悪が何度もひっくり返る法廷劇で重要証人が後出しで何人も出てきたりするズルい展開が多い中、そんな姑息な荒技を一切使わない。…と言うか使うテクニックを持たな…
ドイツの大物経営者をイタリア人が殺害。その殺害の理由を弁護士が調べていくうちに、経営者やイタリア人の過去が明らかになっていく。ドイツの法律の問題点や、ドイツがイタリアを占領した過去などを見る者も知る…
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