1953年ベネチア銀獅子賞、溝口健二作品の中でも、これが評価高いのは納得です。とはいえ、近江で羽柴秀吉と柴田勝家が対立していることが世界で知られてるはずがなく、出世欲と金銭欲に目がくらむ男、そして男…
>>続きを読む未見なので観た。原作から2話選んで一本にしたみたいです
分不相応な野望や欲望によって破滅しかける2人の村の男と、それに振り回されて不幸になる女性2人、という貧しい二組の男女を描く
全体的に男の身勝手…
霧の中小舟で進んでいく。もやの中に入る。一回転すれば夢の始まり。
目の前の幸せでは飽き足らず、気付けば崖の淵まで来てしまった絶望は経験しないと分からない。その時にはもう失ったものの方が多いというの…
『西鶴一代女』がすごくよかった溝口健二、二口目に選んだのは超有名な本作。
戦国時代、貧しい百姓の源十郎と藤兵衛一家は自分たちで作った陶器を城下町に売りに行く。
陶器は飛ぶように売れ、どんどんカネ…
その存在感が徹底して透明化されていながら、苛烈な運命を背負う溝口の女性は常に霊的なのだが中でも郡を抜いて異形なのが本作の京マチ子。
しかしその能面で冥界へ誘う彼女を凌駕するほどに霊的なのは男の妻で…
妻子のいるイケメンを寝取る貴族ビッチ姫が出てきてなんやこいつ、とおもったらそういうことだったのか。
衣装とセットが凝りまくっていて撮影の規模の大きさと映画にかける情熱が伝わってくる
入浴シーンで…