江戸時代中期に刊行された上田秋成の『雨月物語』は各編が柔らかくリンクするオムニバスなのだという。そこから取った怪談に、他の作家の物語を組み込んで脚色したのが、溝口健二の『雨月物語』であるらしい。
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安土桃山時代の近江国を舞台に、陶器造りによる金儲けを目論む源十郎と、侍として成り上がることを夢見る藤兵衛の二人を通じ、人の欲の醜さと幸福のあり方を問う物語。
二人の男たちが金と力を追い求める一方で…
黒澤明の映画に挑戦。白黒、昔の映画、抵抗があったがすんなりと見れた。ゆったりとした映像の移り変わりと音楽が印象的だった。ストーリーは面白くはない。お姫様の顔が気になる。女たちが魅力的に男が滑稽にみえ…
>>続きを読む陶芸家が金儲けを覚えて稼ぐこと一心となってしまう。
そして高貴な女性と出会い妻子を捨てるが、最後には元の居場所に戻る。
話は幽霊に見初められる話である。
草木の描写が古き日本の風景であり美しい。劇伴…