オープニングクレジットから冴え渡る。
斉藤のおじの編笠が風に飛び、引いていたおりんの手を離す。
束の間、道の只中で拠り所を無くし、宙に迷う手。
(同様のカットは劇中いくつも繰り返される。この物語を象…
1回目 2016年7月23日
2回目 2026年6月8日
すごいよね。岩下志麻。そして、原田芳雄。極妻とか、缶コーヒーのCMとか、こすられまくったイメージとは違う、篠田正浩監督映画の役者は、線の太…
このレビューはネタバレを含みます
(35mm)
雪と海の撮影が圧倒的。宮川一夫。
やはり原田芳雄がめちゃくちゃかっこいい。迫真のアナーキスト。
嫌な予感しか抱かせない安部徹と、現れた瞬間から世界を変質させる樹木希林。
密告と拷…
「はなれ瞽女おりん」を観た。新潟や北陸の美しくも厳しい冬の中で盲目の女性おりんが三味線を奏でながら必死に生きる姿を描いた作品。おりんを演じる若き美しい岩下志麻の熱演が素晴らしい。謎の男と出会い共に旅…
>>続きを読む日本映画史における周縁の形而上学を極限まで純化した作品であり、同時に、近代という認識装置が人間存在へ加えた暴力を、視覚論・身体論・共同体論・時間論の全層から解体していく異様な映画である。
篠田正浩は…
水上勉原作、水上勉の眼差しはどんなに辛い人生を描いていても温かい
そして日本はなんと美しいんだろう(オールロケらしい)
この時代の日本、風景もさることながら聴こえてくる歌、民謡、三味線の音、改めて…
光も色もない世界を生きる女と、目は見えても闇の世界を放浪している男との恋物語(ここまで映画祭サイトからの引用)。
この映画で「瞽女」という言葉を初めて聞き初めて知った。『砂の器』を思い出す差別と偏…
10代の頃、こういうのを文芸地下なんかで観てきてるので、ぜぜとかひろきなんかはたいしたことないと思ってしまう。
おりんの境遇を殊更酷く描かずとも、かなりシンドい境遇と感じながら観ていると、あのラスト…