薄暗い曲がり角と神父の座る姿勢が、空間が歪んでるようにしか見えないのをサラッと入れてる感じはある。最後の丘陵の墓場も三脚を斜面にそのまま立てたりして。
やっぱり画面が無闇に語りすぎない寡黙な感じ…
ペドロ•コスタ 観たの何年ぶりだろう。廃墟のような家屋に、昼でも小さな窓穴から差し込む光のみの照明とわずかな壁の反射で照らされたコントラストの激しい画はやっぱり強烈な印象。映画は光と影と音で出来てる…
>>続きを読む決まった構図の反復
われわれの時代感覚、終わりなき日常みたいな同型ショットの反復、シミュラクール
決して登られることのない階段
光の芸術には必ず影も伴うのかな
ポルトガル文化に詳しい方がより文脈とか…
映画というより活動写真と言いたくなるほどそれぞれのショットが非常に美しかった。しかし、正直なところ疲れる部分も多く、最後の30分などはいつになったら終わるのかと考えてしまう自分がいた。ただし、この苦…
>>続きを読む擁壁に挟まれた暗く細い道。上には墓のような十字が見える。向こう側から緩慢な行進。杖をつく者二人。両脇を抱えられた白シャツの禿頭の男など。「早くしろ」「あのクソ野郎」。部屋に複数人が集まった場面は少し…
>>続きを読む公開時にシネマリンで見たぶりに。今日の目当ては新作短編だったのだけど拍子抜けしてしまい(後述)、2回目見る予定のなかったこちらヴィタリナが再見したらめちゃくちゃ良かったという予想外の展開だった。
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一向に帰ってこない夫に会いにカーボベルデからポルトガルにやって来たヴィタリナ…彼は数日前に亡くなり既に埋葬も終わっていた。
彼の粗末で暗い家の中で、彼の痕跡や不在を思う彼女を静謐に美しく哀しみを含め…
コンディションもあって前半のほとんどを意識を飛ばして観てしまった 聞いてはいたけれど本当にずっと画面が暗い そして光量が圧倒的に少ない分その闇の中に浮かぶ瞳、輪郭、爪の白さ、そして異様に鮮明に聞こえ…
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