出稼ぎ先で死んだ夫が暮らした家を訪ねるヴィタリナ。
その家でしだいにつぶやかれる彼女の言葉。
その人工的に計算された構図、光と影とのコントラストもさることながら、持続するピリッとした空気が素晴ら…
影や暗さを中心とした画作りと演出を期待し、望み通りの体験が得られました。ストイックな感情と映像が常に緊張を強いるため集中が切れると眠気が来るのは確かです。しかし闇の中で瞬く二つの目のイメージは、生涯…
>>続きを読むオープニングショットから凄まじい。
ペドロ・コスタ作品のヤバさは、ロケーションと照明の当て方だけで、もう7〜8割出来上がってしまってる気がする。
鈍く光る杖。壁に映る影。人の影。
遠近感がおかしい…
観てるだけで肺に異常をきたしそうなスラム、常に画面の半分近くが真っ暗で疲れた。相変わらず白人は排除され、ヴェントーラの痙攣や傾いたアングルなど全てが飽和して不穏この上ない画面を形成している。
帰宅…
愛さえあれば
訪れる男たちはみな彼女に人生の辛さや、不幸を吐露する。
それを受け入れる彼女は一見聖母の様であるが、同時に男たちへの怒りも感じた。この映画で男という存在はヴィタリアにとって死んだ夫だ…
初ペドロ・コスタ。
まず、冒頭のショットに目が釘付けに。徹底的に影が強調されたカラーリングのなかで、時折覗く色彩。都市の片隅の移民、疲れ果てた聖職者、そして置き去りにされた女性。日の当たらない存在へ…
手で分かるヴェントゥーラ。長生きしてくれ...
家に帰っていく労働者たちの導入から、またもや時間の止まった地獄のような世界観が見事で、かなり引き込まれるものがありました。
空港、墓、そしてカーボ…
ペドロ•コスタ 観たの何年ぶりだろう。廃墟のような家屋に、昼でも小さな窓穴から差し込む光のみの照明とわずかな壁の反射で照らされたコントラストの激しい画はやっぱり強烈な印象。映画は光と影と音で出来てる…
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