オープニングで朝焼けとともに街が起きていくシークエンスが紡がれる映画は数あれど、その中でもこれは相当印象的な幕開けだ。次々と窓の光が消える夜が明けて、朝日に照らされる美しい大通りの正面ショット…から…
>>続きを読む踊り場での薪割り、アヒルの追跡などひたすら運動がカットを紡いでいく素晴らしい幕開け。サイレント映画特有のテンションで、不意に挿入される俯瞰ショットの強度は筆舌に尽くし難いものがある(ハリウッドでは『…
>>続きを読むおもろい、階段を巧みに利用した階級闘争と革命の映画。田舎の村から都会のジジイを訪ねる筈が駅の時点ですれ違いが発生し当然彼女は行くあてを無くす。アパート(?)の最下層に位置する美容師宅、しかもその下働…
>>続きを読む街のスケッチ的なモンタージュから、アパートの階段を縦に追っていくカメラ。どんどん騒動が起きていく。
ヒロインとアヒルの追いかけっこに路面電車とぶつかりそうになって強烈なクローズアップ!
演劇を見るヒ…
建物と沢山の窓。窓の明かりが消えていく。沈む太陽。モスクワの街。続いて、朝の光。広い通りのロングショット。人物を画面奥(上)に置き、手前(下側)に、広く路面を映す。あるいは、線路に光が反映している…
>>続きを読むなんといっても白眉はOPよ。朝日が昇ると清掃が始まり、アパートの様子を爆速の縦移動で見せきってからすっとぼけたアヒルの登場→逆再生…。
労組礼賛な強引さはアヒルのフェードアウトが不満なくらいで、田舎…
19.11.14 国立映画アーカイブ(京橋)
(日記から)
夜、京橋の長瀬記念ホール。サイレント映画を観賞。即興ピアノ演奏付き。旧ソビエト時代の映画。内容についてはまあまあ。田舎からモスクワに上京…
土1こと変態時限にて、映像の強烈さに眠気も消えた。アパートの断面図から始まる冒頭(すぐウェスアンダーソンとか言っちゃう)、逆再生を用いた大胆な語り直し、群衆の手拍子足踏みの画のこの国・この時代固有の…
>>続きを読むずいぶん前にフィルムセンターで大笑いしながら鑑賞してから久方ぶりに見直したのだが、ボリス・バルネット監督のずば抜けた演出センスと笑いのツボを押さえた巧みな演出によって見事に製作されたコメディ映画の傑…
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