剣の舞 我が心の旋律の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

「剣の舞 我が心の旋律」に投稿された感想・評価

2021 6.12 鑑賞
期待外れ映画⁉️
最後の実写シーンだけ楽しめましたが…
ハチャトゥリアン役の役者が音楽家に見えない、テニスプレイヤーみたいに見えた❗(笑)
第2次世界大戦中、レニングラード国立バレエ(現ミハイロフスキー劇場バレエ)は地方に疎開する。劇団員たちは軍部の監視や物資不足に悩まされながらも、「ガイーヌ」プレミア上演を目指していた。そんな中、作曲家のアラム・ハチャトゥリアン(アンバルツム・カバニャン)は公演開始8時間前にいきなり上官から、剣を持つクルド人が戦いのダンスを踊る楽曲を創作するよう命じられる。
----
主人公のハチャトゥリアンは、アルメニア人。民族として迫害されたことを曲に織り込むのではと疑われてしまう。音楽には人の心を鼓舞したり、戦意高揚に使われたりと人に与える影響ははかりしれない。

誰しも一度は聞いた事がある「剣の舞」が一晩で作られた曲とは知らなかった。映画の中で戦争の最前線に行く前の兵士が、どうしても観たいということで特別にバレエを観劇するシーンがあるのだが、ロシア人にとってバレエはどれだけ特別なものなのか。しかしそんなバレエも戦況によって内容が変更されてしまうことの辛さ。「剣の舞」は内容としては、ソ連時代に行ってきた事に対する反省も含まれている映画だった。

ハチャトゥリアンは、戦後「剣の舞」をひっさげて世界を巡ることになる。


ハチャトリアン作曲 「ガイーヌ」

バレエの内容は当時のソ連各地に設置されていた「集団農場(農民が半強制的に集団で農作業を行う農場)」を舞台に、地質学者のアルメニア人女性を中心として繰り広げられるロマンス。
motcha

motchaの感想・評価

-
病弱な主人公は才能豊かな作曲家。しかし文化省の検閲官に個人的に恨まれて絶体絶命のピンチに追い込まれる……、という話にしたかったみたいだけど、実は主人公はこの時点でソビエトのエース級作曲家。劇場ではすべての人に尊敬されて実際トップバレリーナにも惚れられている。
確かに有名音楽家でもいつ粛清されるか分からない時代ではあったけれど、ハチャトゥリアンって粛清から一番遠くにいた作曲家じゃなかったっけ? 
それならいっそのことハードな権力闘争の物語にした方がスリリングだった。
そう、「白い巨塔」のような。
作曲家と検閲官の手段を選ばない足の引っ張り合い。
最後は超名曲をものにしたハチャトゥリアンが土壇場で大逆転。権力も地位も女も勝ち取るみたいな。

その方が映画の最後で実際のハチャトゥリアンが映し出された時の違和感も少なくて済んだんじゃないかな。あの写真、結構悪人面だよ。

(210305レンタルDVD)
グルジア生まれアルメニアン
アラム・ハチャトゥリアン
スターリン時代のソビエト
ショスタコのレニングラード
オイストラフのバイオリン
コーカサスの衣装とダンス
宗教対立ファシズム共産主義
「剣の舞」怒りと民族の誇り
「鴻門の会」范増を思い出す
ゆき

ゆきの感想・評価

2.8
あの剣の舞に隠された人間模様なんだけど、お国や役人たちに無理難題を突きつけられて創られたとは思えない名曲だよねー。
しかも8時間て。
観る前のあらすじや観た後の解説で、なるほどーってなる。
なので映画そのものはそれほど・・・。
DVDで鑑賞!(3/18) ハチャトリアン作曲の有名な曲「剣の舞」、まさか、こんな理由で曲作りを命じられ、怒りの感情をそのまま、たった一晩で書き上げた、まさに伝説のようなお話です…(まさに、怒りの音楽ですもんね~) トルコによるアルメニア人虐殺への怒りも表れた音楽みたいですね…
jocx

jocxの感想・評価

3.6
芸術に政治が絡むと失われるものも多いが、生まれて来るものも素晴らしい。有名な「剣の舞」がどのように生まれたか。曲は有名だけどハチャトリアンの生き様は知らなかった。当時のロシアを知って、益々この曲の素晴らしさが伝わる。映画は子供の頃から一足飛びで、全体的にもっと描けてもよかったのではと思う。ロシア音楽が好きな人は感慨深いものがあると思う。
んー…?
「歴史的背景の下地が無いと理解しにくい作品シリーズ」だったか。
よく分からんかったけど、
まぁ苦悩してましたね。

でも何か映画の最初っから苦悩してたんだけど???
どっから「8時間で剣の舞」だったの???(笑)

ロシアって一応隣接してる国のハズなのにホントよく知らない国だわー。
せめて近代史ぐらいおベンキョしろよ、と思うけど………おベンキョ嫌いなんだなー(笑)


バレエ娘たちは可愛かったなー。
浅田真央ちゃんが2009年、10年のショートとフリープログラムで使用した楽曲が「仮面舞踏会」なんですが、この仮面舞踏会の作曲家アラム・ハチャトゥリアンのお話しということで鑑賞。
メインストーリーは「剣の舞」をひと晩で書き上げることになるまでのお話し。
人間関係の描き方はちょっと面白かったんですけど、アルメニア人であるハチャトゥリアンが、第二次世界大戦中のソ連の規制下でどんな気持ちで作曲したかの辺りは、思いの外あっさりめな味付け。
楽しみにしていた「仮面舞踏会」もほんの少ししか流れなくて、個人的に残念感が勝った作品でした
MGJ

MGJの感想・評価

3.0
超有名な交響曲の背景を描く再現ドラマ。
題材も物語も背景も役者も楽曲も素晴らしく良く、どうやっても盛り上がりそうなのに、編集や構成が古臭く最後には昭和初期のニュース映像みたいなのが続いて、終わり?
え?!もうちょっと語るべき登場人物の感情とか、使うべき楽曲の尺とかあっただろー。
楽曲が良くても映画としては残念でした。