否が応でも能動的な見方をさせられるという感じに切り取られ、編集された動物たちの姿。弱めから強めまで多用されるスローなど、むしろ意味を汲み取ることを強要されている感じもして、家畜という人間のために消費…
>>続きを読む映画『グンダ』
先日の東京国際映画祭で観た『牛』同様、ノー・ナレーション、説明なしで観る家畜としての豚の世界。
全編モノクロなアートっぽい作品。
子豚の誕生で始まる。母豚に足を踏まれ仲間に必死に…
あーあーあーあーあーごめんなさいもうトンカツ食べませんきんぶたも行きませんグンダごめんなさい人間は自分勝手です片足ニワトリの力強さ羽が抜け落ちて皮膚のぷつぷつ丸出しあれはチキンジョージじゃないか豚っ…
>>続きを読むナレーションなし、色なし(モノクロ)、音楽もなし。豚の親子がブヒブヒいってる90分。時々鶏と牛も。
農場での日常風景、ありふれた生命の営みに何を見出だすかは自由だけれど、父方の実家で牛や鶏が飼われ…
このレビューはネタバレを含みます
音の勝利。
豚の息遣いを、葉が風で擦れる音を、こんなにも心地良い音だと思ったことはない。
生きているという事実を、耳から感じることができる極上の映画体験。
画面に映る何匹もの子豚たちそれぞれの…
自然に溢れる音の数々…いかにも贅沢な音響体験。動物の鳴き声、踏み鳴らす足音、蠅の飛び交う音、排泄音、トラクターの響く音声。人間の台詞は一切ない。しかしなぜかくも映像に惹きつけられるのだろう。
ラスト…
余計なBGMなし、ナレーションなし
劇場に流れるのは動物の鳴き声のみ(一部、機械音はありますがごく僅か)
前知識なしに見たので、最初は牧場の動物ののほほんとした雰囲気だなーって思ってた
実際に…
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