マシュー・ボーン IN CINEMA/ロミオとジュリエットの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

上映館(4館)

マシュー・ボーン IN CINEMA/ロミオとジュリエット2019年製作の映画)

Matthew Bourne's Romeo and Juliet Cinema

上映日:2020年06月05日

製作国:

上映時間:91分

あらすじ

「マシュー・ボーン IN CINEMA/ロミオとジュリエット」に投稿された感想・評価

AmeNohi

AmeNohiの感想・評価

3.6
バレエ初鑑賞
演劇みたいでした。舞台うまいこと使ってるなー。とりあえず観てみてよかった
めっちゃ良かった……泣いた……。

実はロミオとジュリエットは知らんねんけど、これは近未来版ロミオとジュリエットなんやな。

バレエをちゃんと観たのは多分初めて。
でもやっぱりバレエ好き。ダンス見るの好き。

見てるときずっと筋肉すげえって感心した。
簡単そうにやってるその動き、ばりばり筋力いるよなって。
信じられんくらい滑らかで軽やかにダンスしてる。
あとバレエそんなに知らんからか、予測できない振り付けばかりで見てて飽きなかったし新鮮な気持ちやった。

ほんで動きだけじゃなく表情まで演技してた。
振り付け、踊り、表情すべてが心に訴えかけてくるから、台詞なくてもわかった。

改めて感じたのは、人の愛を他人が邪魔してはいけない!
いの

いのの感想・評価

4.0
なんだか全然よくわからないままに衝動的に気づいたら映画館に行ってしまっていた。なぜかマシューボーンへと向かっちゃった。(その理由はあとになってから気づいた)


ロミオとジュリエットが恋におちた瞬間。そこからの狂おしいまでの愛。愛することの歓びが全身全霊でもって表現される。デレデレと、いちゃいちゃと、とろけそうなフワフワと、実際とろけちゃっている瞳と、隠そうにも隠しきれない歓びと。超超一流のダンサーによってそれが表現されるのだ。もうそれだけで、観に行って良かったと思った。あゝ、何回でも観たい。


そしてそこからの悲劇
(でも、不穏さは始まりから)


差別についての問題提起もされているようにも感じ、誰かを悲劇に追いやったうえで、自分が幸せになることなどできないのだとも感じた。世界ぜんたいが幸福にならない限り~、って宮澤賢治の言葉を思い出したりもして。とにかく今は、あのメロディが頭から離れない。
わ、わたしの知ってるロミジュリじゃないけど、でも確実にロミジュリ!という、マシュー・ボーンらしい解釈に溢れた作品でした。
恋愛にうつつを抜かしてお互いしか見えてない愚かな感じが出ててすごく良かった!
ティボルトはサイコー。体格からしてヴィラン。美しすぎ。マキューシオはロミオよりも魅力的。正直彼ピッピと永遠にイチャイチャしててほしかった。

バルコニーのシーン(バルコニーじゃないけど)は、あんなずっとチューしたまま踊れるのか、ダンサーってすごいわと感心した。けど、チューより、その前の段階の頭を首もとに擦り付けながら二人で踊って、お、チューまだか?まだせんのか?っていうくらいの方が滴る感じがして個人的は好きでした。


カーテンコールのとき血みどろのロミオとジュリエットがニコニコしながら出てくるのが若干ホラーで、それもまたヨシ。
Soseki

Sosekiの感想・評価

3.8
もはやロミオとジュリエットではない。しかし、管理される若者の鬱憤とか、仲間意識とか、一目惚れの瞬間とか、エネルギーを持て余している感じとか、そういう「若さ」はすごく伝わってきた。
そして、自由な読み替えとしてみると、寮母やマキューシオのキャラクターもよく考えられているし、ティボルトの殺害までは単純にうまいな!という感想だったが、そこから先が失速…二人を死なせるために無理やり持っていった感が否めず。

プロコフィエフの音楽も順番場面無視して使用していた。ただ、バルコニーの場面はそのまま、振付もマクミランをリスペクトしたようなもので、素敵な場面に仕上がっていた(ダンサーは大変そう)。
マクミランは偉大だ。
Mytyl

Mytylの感想・評価

4.0
堪えきれない溢れ出す想いを表現する身体がすごくパーソナルで良かった。
何がロミオとジュリエットたるのか?というのはマシューボーンのバレエ解釈においてこの作品以外にも言えることだけど、他者がいても孤独な状況だったり、狂気の見せ方だったり、そういうところなんだろうか。
誰もがストーリーを知ってるからこその野心的な翻案。若人の恋を妨げるのは家ではなく(それを拡大した)大人。

年若の子を庇う形でティボルトに目をつけられ執着されるジュリエット、という設定は個人的につらいものがある。
椅子を使った力強いダンスからの導入。くちづけしたままの長いパドドゥ。純愛が強調されがちなロミジュリだが今作では身体から先に引き寄せられる感じが逆にリアルで清々しく思えた。それで余計ラストが重くなるんだけども。

音楽はかなり手を入れてある?より軽やかに、よりビート強めに。
paoniaco

paoniacoの感想・評価

2.5
2020-49
う~ん、原曲を切り刻んでいて。それはそれで意味があるのでしょうが。
ラウぺ

ラウぺの感想・評価

3.8
お馴染みのシェイクスピアの戯曲を題材としたセルゲイ・プロコフィエフのバレエをマシュー・ボーンが新解釈したものを映像化。
舞台は近未来、反抗的な若者を収容し矯正する施設「ヴェローナ・インスティチュート」。男女は別々に収容し、交流も限られるなか、看守のティボルトはジュリエットを独り占めすべく、強引に小部屋に連れ込んだりしていた。そこに両親に連れてこられたロミオが入所してくる。所内のダンスパーティーで知り合った二人はたちまち恋仲になるが・・・

オリジナルの全曲版は2時間半ほどの演奏時間ですが、本作の上映時間は約90分。
冒頭の音楽も全曲版のイントロダクションとは違い、冒頭からあの有名なテーマ。
モンタギューとキャピュレット、あるいはジェッツとシャークスのようなグループの対立はない代わりに、抑圧された若者の体制に対する反抗心をシンボリックに描くことで、オリジナルの要素を大胆に改編し、刈り込んだ時間の中にストレートにメッセージを織り込んでいきます。

オリジナルでティボルトと対決するマキューシオは今回ゲイの入所者として描かれ、思いがけない悲劇に見舞われます。
そのことがきっかけでロミオとジュリエットに悲劇的結末をもたらすのですが、物語が悲劇へとなだれ込む展開はシンプルなだけに大きなインパクトを残します。
その中で二人の恋の描写のなんと妖艶で、美しいことか。
想像を超えた状況でバルコニーの場面も用意され、シンプルなセットを縦横無尽に使い切り、文字通りあっという間にクライマックスを迎えます。
驚きのクライマックスでも二人の迎える悲劇に思わず涙してしまうのです。

ロミオとジュリエット以外にも狂暴なティボルトの踊り、入所の男女のメリハリの効いた群舞など、どこを切っても見事というほかありません。
プロコフィエフの音楽は抒情的な部分が大幅にカットされ、ワイルドでエキサイティングな音楽が前面に出ることで近未来のイメージが強調された演出となっていますが、このスピード感溢れる演出には似つかわしいと感じました。
tomomo

tomomoの感想・評価

4.5
良かった~!

近未来のロミジュリ。
解釈が!想像を越えてくるんですよね。
すばらしい!
人間の身体はこんなにも美しいかな。
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