かつて塩湖だった干上がった砂漠で船を漕ぐ…
全篇通じての絵力に圧倒される。
過去の贖罪に捉われた男の妄執。
舞台となっているアラル海は旧ソ連が綿花栽培のために行った灌漑のために、半世紀で水量が1…
旧ソ連時代の失策によって大部分が失われてしまったアラル海。
負の遺産であるのは間違いないけど、砂と塩が織りなす景色は哀しくも美しかった。
海があった頃はこんなに魚が取れてね、みたいなシーンを見て…
半世紀で海の殆どが干上がって砂漠化したアラル海。以前ウズベキスタンの若い女性とアラル海について話す機会があり、その人はいまのアラル海をある種の映えスポットとして語っていて、毎年その砂漠エリアで音楽祭…
>>続きを読む(別媒体から感想を転記)
2023/06/04
ユーロスペースの特集「再発見!フドイナザーロフ ゆかいで切ない夢の旅」を観始める。かつて自分が操縦する船が海難事故に遭い妻と仲間を亡くした男が、アラ…
神話と通底しているんだろうが、それとは無関係に砂丘を数メートルずつ進んでいく船のシュールな構図が好きだった。相変わらず群衆は暴力を振るうために存在してるんだけど、結局はもう会えないと分かっていても諦…
>>続きを読む