目黒シネマ~再発見!フドイナザーロフ ゆかいで切ない夢の旅~『ルナ・パパ』と2本立てで鑑賞。
1曲演ってくれ。
アラル海の港町、危険を押しての出港、ついてきた妻、見たことの無い空、ひとり打ち上げ…
フドイナザーロフ監督らしいカメラワークが減り、同様に彼の軽快なコメディ要素がなくなった。
しかし、最後の作品で、映画という媒体から発信したい情熱を感じ取ることはできた。
彼はこの作品で、自分の人生を…
ソビエト社会主義革命成功の波に煽られて、タジキスタン政府もその体制に変換する中(共産主義国では宗教禁止)、無謀にも家族を連れて船の出航(=イスラム信仰の続行)をさせる主人公だが、その矢先に革命の嵐に…
>>続きを読むアラル海(農業用水の汲み上げ過ぎで面積が激減した塩湖)の話を寓話化したと言った感じのお話。若くて目鼻立ちもよくみんなに好かれる漁師は、今日は出ない方が良いというシャーマンの言葉に反して海に出て漁をす…
>>続きを読むアラル海沿岸の豊かな港町に暮らす船長は、悪い予感がするという妻の制止を振り切って漁に出た結果、嵐にあって難破、同乗していた妻・船員が行方不明となるなか、ただひとり生還し、責任を問われて投獄される。刑…
>>続きを読むあの乾いた空気、砂を運ぶ強い風が懐かしい
映画館を出た東京の水分の多い空気とのギャップにくらっときた
舞台のモイナクはウズベキスタンなのに、撮影がカザフスタンで行われているのは、やっぱりウズベキス…
不思議だけど魅力的な映画。
エキゾチックな世界観、どこか美しい砂漠。苦役のような肉体労働を通して贖罪を望む主人公。少なくともこういうマイナーな映画に興味がある人なら、聖書をモチーフとした寓話だと認識…
寓話です。愛する妻と乗組員を失った元船長が、干上がった大地で海を探しながら自分の船を海まで引っ張っていく話。 <海を思うと海は失くなり天と地になる>ムスリムの国で聖書の一節がよみがえります。そのどれ…
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