山内マリコの小説は、とにかくタイトルがいつもど真ん中。読み始めると、普段気づくまいとしてる傷に塩をすり込まれるような痛みと、あー大丈夫かも。ってくらいのわずかな希望がうまいこと同居していて、好きじゃ…
>>続きを読むあらすじを読んで、とても期待してた。「貴族」という言葉が面白く、格差社会とかがテーマなのかと思ってた。
でも…思ってたんと違ったわ。いろいろと印象的なシーンは多いんやけど、あまり響きませんでした。…
家庭の階級も、住んでいる地域も、夢や目標も正反対な2人の女性が、とあるきっかけで交流を持ち、その後の人生に影響を与えていく様が面白い作品。裕福な家庭で何不自由ない人生を送ってきた華子が、タクシーでは…
>>続きを読む東京という大きな街に確かに存在する階級社会というものを、静かに、かつ、誠実なタッチで描き切った素晴らしい作品だった。
主演の門脇麦が纏う雰囲気は、まさに純東京育ちのお嬢様のそれであり、些細な表情の使…
<メモ>
名家の娘と、貧しい家の娘
二人の女性を通して不公平と幸せについて考えさせられます
格差社会は、今も世襲で固定され深まっています
人は最初から不平等です
でも階級が上だから幸せとは限らない
…
置かれた状況がリンクする人は
共感できておもしろいと思うが、
自分は共感できなかったので微妙だった。
門脇麦さんの育ちの良さが溢れる所作は
上品で見習わなければと思うし、
ファッションもかわいい!…
隣の芝は青く見える、といったよくある言葉のエッセンスはごく僅か。
メインの方たちが違う世界を知り、そしてその人達が暮らす中で少し(優しい)グラデーションが生まれながら 自らの世界を生きる様を描いてい…
貴族的な上流の階級でも下流?の階級でもなかったので特に共感めいたものはなかったが、そういう世界もあるんだなと興味深かった。
これらの階級は分かりやすい課題があるから取り上げられているのであって、大…
©山内マリコ/集英社・『あのこは貴族』製作委員会