新しいアニメーション。画面に質感、奥行き、深み、重層感等ないが、平面的ながらスタイルと物語の空気が感じられ、不思議な新感覚。テーマが、がっちり現実の人間、生活を扱っているから、スタイリッシュなのが上…
>>続きを読むシブい。
1995年のフレンチカナダ、ケベック独立を問う住民投票を背景に、思い出の海辺の街ヴィル・ヌーヴで再会した、元夫婦の過去・現在・未来を描く物語。
全編がモノトーンの墨絵調アニメーションで描か…
技術面でだいぶ驚かされる。単なる白黒着色じゃなくそれらのグラデーションによってシームレスに場面転換してみたり、像を反射させてみたり、でもって重ねてみたりと予想の斜め上を行く表現力。ディゾルブだって何…
>>続きを読むまぁこれもよく分からんかったのだけど、この作品を上映するにはイメフォのスクリーンはちと汚な過ぎるって事が分かった。せっかくの白が薄汚れた茶色で霞む、まぁそれも人生と言えば人生かも知れんが。田我流風に…
>>続きを読む新しい世界〈未来〉を夢見て開けるカーテンの向こうには、楽しかったあの頃〈過去〉があって欲しいという願いと、変わらぬ同じ景色〈現在〉の重なりがあった。無彩色であること以上の鬱々たる色彩は、悲しみが必ず…
>>続きを読む全編水墨画で送るケベック独立と夫婦の再起を重ねる物語。
76分とは思えないぐらい濃密で、透過具合で混雑を表現したり、たかが2色と侮っていると疲労困憊で劇場を後にすることになる。
ただ、表現技法が特殊…
アニメと詩。どちらもイメージ喚起力はとても強い。それだけにすごい集中を必要とする作品になっている。白黒のアニメにあってはちょっとした塗りムラが波であり靄であり地形であるという風にメタモルフォーゼし続…
>>続きを読むルックだけで何の前知識もなく見てしまった。
パンフレットの解説を読んで、カナダのケベックの独立運動について、タルコフスキーの映画のモチーフの事、原作のレイモンドカーヴァーの小説の事などバックグラウン…
©L'unité centrale