また嫌な映画と出会ってしまった。
先日同じ感想を持った『哭悲』がまだカワイく見えてしまうという大事件。ジャンルは全く違いますが、変貌を遂げる日常と人々、救いようのない最悪の物語という点では共通してい…
これは映画というより現実。
映画だから、視点を置いてる人物は特別なんじゃないか、妊婦は助かるんじゃないか、病気の妻を抱えた貧しい人は健闘するんじゃないか、そんな定説はあっさりと打ち砕かれる。
だけど…
経済格差が引き起こす社会秩序の崩壊を描いています。主人公が優しい人間であるため、よけい胸糞度を上げています。本作が凄いのは、暴徒化した庶民から国家権力へ恐怖の対象が移行していく様です。主人公が結婚式…
>>続きを読む貧困層によるクーデターからの軍事独裁に移行する過程でたくさんの人が蹂躙され死んでいく。
内面には寄り添わず
徹底的にドライで寓話的。
むき出しのシステムがあるだけ。
疲れた。
欺瞞でも物語でしかなく…
内容が内容だけに、安易に面白かったといって良いのかなぁと思ったりしますが…面白かった。
初っ端から金持ちの金の渋り方が嫌な感じでしたが、ああいう風に渋るから金が貯まるんだろうなぁなどと。
とはいえ…
(C) 2020 Lo que algunos soñaron S.A. de C.V., Les Films d’Ici