『おげぇりなせませ、ごすずんさま』
津軽三味線と青森の市井の温かい人々が紡ぎ出す越谷オサムの同名小説を横浜聡子監督が実写映画化。
訛りと人見知りが原因でややコミュ障気味の女の子がアルバイトする事に…
本作は、津軽弁という難解な方言を自在に操る主人公を描いた青春ドラマである。津軽弁は一般的な日本語話者にとって非常に聞き取りづらく、場合によっては英語の方が理解しやすいほどである。作中で登場する青森県…
>>続きを読む出だしっから津軽弁全開でなにを言ってるんだかほとんど聞き取れないんだけど、それでも伝わるキャラクターの性格や背景、気持ちの機微が心地いい。主人公の朗読がクラシックみたいというのはこういうことなのか?…
>>続きを読む青森県の津軽弁ネイティブ高校生がメイド喫茶でアルバイトする映画。
全編津軽弁なので、標準語字幕を付けていただきたいものの、大筋の話はシンプル。内向的な女性がバイト先の同僚やらあまり喋った事のないク…
メイドカフェと三味線という異色の組み合わせ。
ストーリーの中心は10代のモヤモヤ。青春と言えば青春だけど、自分がその時代から遠ざかったせいか単に大人になれない幼さに目が入ってしまった。
三味線は好き…
店舗の閉鎖、親との喧嘩といった起承転結の"転"があるものの、そこに悲壮感はない。
内向的である彼女が、自分を持って前に進もうとする姿勢が感じられ、もはや道が拓けたポジティブな印象を受ける。
自身の…
(C)2021『いとみち』製作委員会