贋作をめぐるオークションの話かと思うたら殺しの話になり、サスペンスかと思うたらコメディのようでもあり、裏切りの話かと思うたら2人の友情の話のようでもあり、重厚でカッチリした作りかと思うと不思議な勢い…
>>続きを読むまだヴェンダースが大傑作「パリ、テキサス」で世界的に認められるかなり前、ロードムービー3部作の次に手掛けたサスペンス作。
原作は「太陽がいっぱい」で映画と共に認められたパトリシア·ハイスミスで、当…
「緊迫感のある時間」
余命わずかな男が危険な殺しの現場へと足を踏み入れる作品
尾行して殺しのタイミングを伺うスリリングで緊迫した時間が流れる作品であった。
◆暗い場面が多い作品であったが、ラス…
鑑賞後の余韻がすごい。死に場が海辺ってだけで、ブルーノ・ガンツ演じるヨナタン・ツィマーマンはどれだけ幸せだったのだろう。原作がパトリシア・ハイスミスということで、『アメリカの友人』はヴィム・ヴェンダ…
>>続きを読む1日のはじめに見ていたら、平凡な主人公が絶えず流されながらもどんどん犯罪に手を染めていく描写や、展開の割に曖昧で余白のある関係性に面白さを見出せたかもしれないが、今回はタイミングが悪かったのかも。
…
エンタメとしても楽しめるけど、深く見ようとすると何の話なのか分からなくなる。その曖昧さが逆に魅力でもある。現実感があるようで、どこか夢のような感覚に引き込まれる。不思議な映画。
とにかく色がカッコ…
昔寝ちゃったのでトライ。 ハイスミス原作。トム・リプリー役がデニス・ホッパーと知り。見たくなって。
NY パリ ミュンヘン と移動するジャンル分け不能な描き方がユニーク。
導入のNY部分。
直前…
【 ヴェンダースの描くトム・リプリー 】
「太陽がいっぱい」 (1960年)と「リプリー」(1999年)、これらの後日譚にあたるのが本作「アメリカの友人」(1977年) 。本作はハードボイルドタッ…