[ヴェンダースの"優等生"映画] 80点
元々ヴェンダースはハイスミスのファンだったらしく、当時最新作だった『リプリーのゲーム』の版権を購入し、リプリー三部作の二作目である『贋作』のエピソードも少…
おそらくはヴィム・ヴェンダースの資質に宿っているだろう放浪性が、パトリシア・ハイスミス原作のもつスリラー性に導かれ、あるいは響き合うように結実した印象があり、とてつもなく面白かった。
彼の放浪性が…
【白血病で死の不安を抱えるハンブルグの額縁職人ヨナタンに近づく詐欺師トム•リプリー】
パトリシア•ハイスミスの一連の小説の登場人物トム•リプリーを主人公とした作品のひとつ
好感度の高いイケメン殺…
見る角度で変わる二つの顔
ハンブルク、パリ、そしてニコラス・レイが全てを持っていくニューヨークで繰り広げられるアメリカン・ニューシネマスタイルのサスペンス。と言いつつ、2回の契約殺人は「007」を…
原作のリプリーやリーヴスの上品さは、財産がある上での余裕だったんだなとヴィムヴェンダース版で気付く。カジュアル版アメリカの友人といった感じです。私にハイスミスを語らせると止まらないのでまたの機会とさ…
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