認知症が進んだ主人公の父親が住む団地で起きた悲劇を巡る物語。
冒頭の母親と主人公の関係性が自分に重なったこともあり、誰もが「当事者」になり得ることを突き付けられる。それぞれの正義がどれも正しく思え…
認知症の父を持つ男の話。父母が暮らす団地の住民に起きる事故を軸に、苦く重いドラマが展開する。終始不穏。話が進むにつれ、不穏さが増し、観てて息苦しくなるほど。着地点が読めず、最後まで惹き込まれた。加害…
>>続きを読む2時間近くも映画を観ていると、そろそろ終わりが気になりはじめるものだと思うけど、まったくそんな気持ちにはならず、スクリーンが暗転してクレジットロールが流れはじめたとき、もっとこの映画を観ていたいと思…
>>続きを読む主観と客観の正義って違いますよねって思わされた作品でした。それにしても電話ではじめてタカアキをタカアキと認識するの『内緒だぞ』と相まって悲しかったなあ。ケントあってのタカアキなんだろうなあ。そして、…
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きっともっと長く遠くまで
拡がっていく予感のする作品でした。
シンスケ君の昭和の臭いがするよな濃い分厚さは、この時代に演じる人として物凄い強みだと思う。
電気の傘カチカチする時に
なんて言ってい…
こういう作品を観ると「自分ならどうするか?」って考えてしまうんだけど、きっと自分も主人公と同じ行動を取る気がするなー
ヘルパーに対しても同じことすると思う(笑)
それにしても、リモコン電話シーンの流…
団地のベランダから落下した植木鉢が地上の住民の頭に直撃した。この不慮の事故をめぐる人々の心の揺らぎが観客の胸を静かに深く揺さぶる。「真実」がやはり正しいのか?家族を守る「偽り」は許されるのか?誰もが…
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2022年2月7日
奥田裕介監督と『君は永遠にそいつらより若い』の吉野竜平監督とのトーク付きで鑑賞。
ある日、602号に3人家族が引っ越してきて数日後、風が強く吹いていた日に窓際の植木鉢が落ちて不…
観る前の予想を大きく裏切る面白い作品でした。
『空白』『由宇子の天秤』等、人の正義や善悪を問う作品で、その中でもズシンとのしかかってくるような重さのある作品でした。
ある事故をきっかけに作品は転が…
僕はだいたい映画はラスト近くになると「早く終われ今終われ」と思いながら観ちゃうんですが、、
この映画は「うおっ!ここで終わり!?」とさすがにビックリ。
モヤモヤは残るんだけど、このモヤモヤは主人公…