ブルジョワ家庭の崩壊を描かせたらピカイチのヤマサツ作品。しかしこの家族は、どん底に堕ちても痛みを感じていない。原節子は働こうと就活するが、金銭感覚がマヒしているから、面接で給与を提示されても「ばかば…
>>続きを読む原節子の演じるプライドだけ高い姉と、高峰秀子の演じる生意気な妹。高峰秀子を突き飛ばし、男相手に手を出す原節子には『東京の女性』を思い出す迫力があった。
1939年の日本はギリギリまだレトロモダンな…
株の失敗で突然没落する金持ち一家。長男は懸賞小説で何とかなると。長女の高ピーな原節子も就職活動などする気もなく才能なき絵描きに固執。まったく鼻持ちならない。一人末っ子の高峰秀子だけが明るい笑顔で健闘…
>>続きを読む裕福だが破産しかかっている家庭にもかかわらず、あくまでもマイペースの母親、兄、姉の中で、一人頑張ろうとする次女の姿を、姉と付き合おうとするサラリーマン3人組を交えて描いた軽い作品。
2023年2月…
1939年「駅馬車」「風と共に去りぬ」「ゲームの規則」その他映画史的に物凄い映画が多く生まれた年。
ピッタリ役で可憐な高峰秀子、19歳にしてかなり大人びた雰囲気を持った役を演じる原節子を観ている分に…
ロック界には「27クラブ」。。。
そして映画界には「39クラブ」があるかもね。こっちは死じゃなく誕生だよ、1939(昭和14)年生まれの傑作映画はごろごろざくざく。特に日米両国のその年の充実度がヤ…