灰とダイヤモンドに並ぶポーランド映画の名作らしい。
灰とダイヤモンドは割とシンプルで社会派な感じだったけど、こっちはかなり芸術的で普遍的な内容を扱ってる。
テーマのせいかもしれないけど映画全体からど…
まず画面を支配する白黒の画が良い。
それだけで見ていられる。
こうした宗教的な物語はどうも惹かれる。
悪魔に憑かれた修道院の存在を確かめるべく彼の地に訪れた神父。
この設定だけで好き。
悪魔、尼僧…
悪魔は頭を悩ませ知識を引き裂こうとする。果たして彼らを創ったのは神なのか、悪魔とは一体何なのか。信仰心を揺るがす恋心。
修道院の集団悪魔憑きの中でもヨアンナの演技が白眉で、不可解な恐怖感。神への信…
押し付けられた教義に反抗する人間の本性を描き、イエジー・カヴァレロヴィッチの幾何学的視覚様式が冴え渡る、聖職服を身に着けた男女の抑圧された愛の物語。
1961年度カンヌ映画祭審査員特別賞受賞作品。
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短文感想 75点
悪魔に取り憑かれたとされる尼僧を、司祭が悪魔祓いを行うという話。まず、話の中身よりも白黒による映像が美しく感じます。イェジー・カヴァレロヴィッチ監督の作品は今回が初めてですが、人物…
バタイユが好きそうなエロティシズム映画。悪魔=愛するということ
愛が信仰を壊す物語。自分にはそもそもヨアンナが信仰心を最初から持っていない人に見えた。
スーリンは途中で愛のようなものについて考え…