原題『偶然と想像』 (2022)
監督・脚本 : 濱口竜介
撮影 : 飯岡幸子
出演 : 古川琴音、中島歩、玄理、渋川清彦、森郁月、甲斐翔真、占部房子、河井青葉、他
“偶然”をテーマに、人々が徐…
キネマ旬報シアター(@千葉県柏市)
今作の会話劇はもはや文芸作品。
観客に感情を読み取らせる事を拒むような棒読みの演技も、会話が進むにつれてリアリティから抽象的になっていく展開も、明らかに他の映画…
偶然ってめちゃくちゃ面白いし映画的。全話コントのようなフリとオチが効いており、想像力を掻き立てて、オチを予想しながら見ると予想外の裏切りがあり面白さが増した。一見するとシリアスだけどコメディに張り切…
>>続きを読む濱口竜介『偶然と想像』を観た。偶然からホン・サンス的なズームが装置となって物語が想像から離れるように邁進する様は観ていて気持ちが良いし、エリック・ロメールへの目配せもかなりあって短篇な分、自由に映画…
>>続きを読む「すごいもの」を見た。
いや、のぞき見てしまった。
という方が正確かもしれない。
言わずもがなこの作品は
フィクションであり現実ではない。
が、言葉の力と見せ方の力で
「リアル」と「フィクショ…
「偶然」と「想像」をテーマにしたオムニバス。
深く心を揺さぶられる。
吸い込まれるような脚本の構成と
洗練された朗読のような会話劇。
なんか本を読んでいるようでもあり
コントを見ているかのよう…
このレビューはネタバレを含みます
三部作なので、コロコロ主人公と物語が変わる部分が新鮮。最初の「魔法(よりもっと不確か)」は、芽衣子とつぐみのタクシー中のトークにドキドキし、別れた後から始まる芽衣子とカズの言葉のやりとりにひきこまれ…
>>続きを読む"偶然" と"必然"と"想像"
ユーモアと軽妙さをそなえた魅惑的なオムニバス映画。現代的で、ややエロティックで、文学的。
優れた緊張と緩和の対話。
精密な脚本と濱口メソッドの魅力。
台詞がもつ力。
…
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