とてつもなく真面目そうでかなりヘンテコな作品。
逆にいうと石井裕也だからこそ撮れた作品、ともいえる。
「赤い自転車」「赤」「お金」「ハグ」「マスク」「演技する人」「演技しない人」「理解し合えない会…
冒頭のオダジョーのあっけなさとドライバーとしての恐怖感。
そしてキツイね。似た現実の事件も知ってる。画面に出る金額が見せる現実。香典に10,000円包んだよ。偉い人だから、天寿全う。正論が通じない社…
純平君、なんていい子なんだ!
それだけで、陽一を愛したこと、良子が生きる意味があったというもの。
2020年当時の新型コロナ、上級国民というキーワードを素に、ありえないことが起き続ける、親子とケ…
終始演出とセリフが演劇感強すぎて、お芝居してる感じしかしなくて全く入り込めなかった。
見ててこっちが恥ずかしくなる瞬間が多すぎて観るの途中でやめようかなと思った。
もっと普通で自然で素朴な演出にして…
暗いという評判だったけど、
尾野真千子って上手いね。(この女優さんじっくり演技観たの初めてくらいだけど実は上手いんだなぁと…)純平役息子役も、ケイも、永瀬正敏の店長も皆キャラと演技がとても良かった。…
ラストシーンをみて、明日が幸か不幸か分からなくとも、このお母さんと一緒なら、明日も生きてみようも思えるかもしれない。
それにしても、加害者が捕まらないのは解せない。ライターで本を燃やすのは解せない。…
出てくる奴ら次から次へとクズばかりでだいぶ胸糞が蓄積。母の良子は理不尽な世の中に対して怖いくらい冷めた態度で「まあ頑張りましょう」ずっと押し殺してきた感情を爆発させる居酒屋での吐露シーンはすごかった…
>>続きを読む©2021『茜色に焼かれる』フィルムパートナーズ