女と男のいる舗道のネタバレレビュー・内容・結末 - 2ページ目

『女と男のいる舗道』に投稿されたネタバレ・内容・結末

濃密な静があって、好きな作品だった。

カフェでおじいさんが語る「話すこと」の話が面白かった。
「話すことは、話さない人生の死を意味する」

ナナのそれまでのちぐはぐな会話や目で誘いかける商売は、話…

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最初の方に、もともと交際していた男とナナが映画を見るシーンがあり、その最後の言葉がLa mort "死"であった。カフェで哲学を説いたおじいさんは言った。考えたために死ぬんだよ。ナナは金のために売春…

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「勝手にしやがれ」は、随分と前に観たっきりだけど、似ているって感じた。既成的な価値観を否定、論理的な会話は成立せず、いまある状況が酷くても、短い反意的、詩的な言葉で修辞してみせ煙に巻く。
 ナナは、…

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ある日、舗道で出会った男に体を売ってしまう。その後の転落人生、のし上がるのは大変だけど堕ちるのは早い。呆気ない人生すぎ。哲学を語るシーンは本物の哲学者ブリス・ パランとアンナ・カリーナによる即興らし…

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哲学を話すシーンが良すぎた。

なぜ話すのか?について
人生をあきらめたほうがうまく話せるのだ
話すことはもうひとつの人生だ 別の生き方だ
話すことは話さずにいる人生の死を意味する
話すためには一種…

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主人公の女性の映し方に感情を感じるなぁと思っていたら、ゴダールの妻だったようで納得でした。
一つ一つのカットが画になるお洒落さで、現代でも通じるセンスが凄いなぁとも思いました。
特に映画館での横から…

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アンナ・カリーナとブリス・パランの会話が好きすぎる。

言語化されていないものと言語との乖離は解消のしようがないが、互いを理解するには、言語を用いて話し表現するほかに方法が無い。

--Mais p…

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飲食店カウンターの背後からのカットが続くのが印象的。夢を叶えるか生活を取るか。舞台女優を夢見るナナが街娼になっていく。

レジグナチオン的な思想。

「私はすべてに責任があると思う 自由だから」
「…

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画角がとてもおもしろい。
本を朗読して展開を示唆するのも新鮮。


純粋な愛を理解するには成熟と探究が必要。
芸術と美、それが人生。
けど、言葉のように人生はうまくいかない。書くようには話せない。
風船膨らませパントマイム男

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