『裁かるるジャンヌ』のルネ・ファルコネッティと、客席から見つめるアンナ・カリーナのリアクションを繋ぐことで彼女を映画史上のミューズと同化させている。
売春婦として生きる決意を固める彼女の姿もジャン…
男と女のいる舗道、つまり立ちんぼのストーリーであった。
支配人が制度を説明するシーンはドキュメンタリーチックであり、一方で上機嫌になったナナが踊り出すシーンはミュージカルのようだった。
アンナ・…
あらすじを追うだけならば、ある女の悲劇になるものの、この映画からは何の悲劇性も伝わってこない。アンナ・カリーナはもちろん美しく、けれど本当に美しいのは、ジャン=リュック・ゴダールのまなざしのほうにあ…
>>続きを読むブレッソンの影響ねえ……まんまハリウッドな曲にあわせて踊るカリーナと白けた男たち(とキューがボールを撞く音までアクセントにする音響派ゴダール)。"おはなし"がちょっときれいすぎるのはこの暗さにフォー…
>>続きを読む(c)1962.LES FILMS DE LA PLEIADE.Paris