前半は修道院の中での禁忌とされる同性愛の物語なのだが、後半でそれを反転させて男性の嫌なところ、中世の嫌なところを全開にしてくる。無論それは転じて現代への視点だが。
と同時に神という存在の不可視さ、信…
虚か実か?
才能と創造性で噓を凌駕し
男性が支配していた時代に
人気と権力を手にした女性がいた事実に胸が震えた
幼いころからキリストのヴィジョンを見続け
様々な軌跡を起こしたベネデッタ
バーホーベン…
このレビューはネタバレを含みます
17世紀のイタリアに実在したペテン修道女・ベネデッタの生涯。
同性愛を扱っていたりイエスへの冒涜みたいな感じで、キリスト教の過激派とかからは叩かれるんだろうなって内容で、特に見どころも無く黒死病流…
ベネデッタが人ならざる領域に踏み込んでいく気味の悪さが良かった
観客側からすればどんどん主人公の真意がわからなくなっていくし、バルトロメアからすればどんどん手が届かない存在になっていく
神なんてどう…
客が見たいものを見せてくれるヴァーホーヴェン監督の作品。
この映画でも客の期待にしっかり応えてくれる。
テーマとしては「狂信も狂言も信心のうち」ってことが言いたいんだと思うんだけど、そんなことはど…
重い… そして後味が悪い…
現実に存在した人物をベースとして作られた作品らしいのですが、だからこそこの結末は厳しいものがあります。
そして主人公であるベネデッタにまるで感情移入ができないし、心情…
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