【捨身タックルの「推し」に悲劇と喜劇の表裏一体あり】
重病の少女と秘密めいた少女が惹かれ合い様々な出来事に遭遇する青春音楽?映画。
第22回東京フィルメックスで「春原さんのうた」に並ぶ「なんで現地…
観終わって何日経っても、私の心はあの世界から抜け出せずに居る。
麻希と由希の世界は、嫉妬してしまうほど二人だけの世界で。
叫び傷つきながら自分を生きてる。
由希の後ろでにやりと笑う麻希の顔が忘れ…
野暮を承知で言うと、青春音楽映画に百合とファムファタール要素を混ぜ込んでぶっかけたような作品だった。
とにかく青春映画でありがちな展開かと思いきや、斜め上の角度で裏切ってくる。
『害虫』『月光の囁き…
学生特有の友達や好きな人への執着心、そして選ばれた能力で世界を救おうとするセカイ系の青春模様が描かれていく。
やさぐれている麻希に対して歌で人生を勝負しようと提案する由希。同意した麻希は「売れたら…
このレビューはネタバレを含みます
声を持たない少女が、運命の人と出逢ったことで声を獲得し、彼女の喪失と共にその声も失い、再会をきっかけに声を取り戻すまでを描いた映画。或いは、そこは既に"麻希のいる世界"ではなかったから、彼女は最後の…
>>続きを読むあらすじから予想されるよりずっと奇妙で尖った映画だった。
冒頭の「距離感」演出で心を掴まれ、そこで描かれた「関係性」は全編に波及する。その中で主人公由希が麻希という少女に向ける、あまりに直線的な情動…
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