「名付けようのない踊り」
文字通り一般的なジャンルに分類し得ぬ、田中泯の、舞踏・場踊り・オドリ・ダンス・・・と、画定することを躊躇わざるを得ない表現について、問うた作品。
凄いものを目撃した感。
…
つい最近、舞踏家の事が気になり調べ始めていたところへ田中泯氏の〈名付けようのない踊り〉の公開を知り、現在居所されている山梨にて鑑賞。
昨年、細江英公氏の写真展で、土方巽・大野一雄を知り、写真から放た…
このレビューはネタバレを含みます
“踊り”というものは、映像には映せない。
場踊りはその場を共有していないと到底面白くないと思っていた、と泯さんは言っていた。
この映画は、犬童監督の手で切り取られ繋ぎ合わされ再構成された、新しい踊り…
『脳みそが沈んでいく
あ~〜幸せだ』
『踊りは所有できない
踊りは間に生まれる
観る者もダンサーなのだ』
泯さんの踊りは
「私の子ども」を抱えた体をもって
一生懸命その場に在ること
命の表現…
©2021「名付けようのない踊り」製作委員会