BGMをあまり使わず、自然の音だけで物語が進行していく点に、この映画ならではの良さを感じた。また、俳優陣の優しく穏やかな声のトーンも印象的で、作品全体に静かで柔らかな雰囲気を与えていた。
特に心に…
黒髪、麦わら帽子、水色のワンピース。
ビデオカメラのなかの彼女は、楽しそうにPUFFYを歌っていた。
東日本大震災から11年(2022年4月26日観賞時点)
3月11日14時46分、都内の自宅…
《私たちには、世界の片面しか見えてないと思うんだよね。》
◎70点
原作は、彩瀬まるによる同名小説。未読です。
喪失と再生の物語。
「ちょっと海を見に行ってくる」と言ったきり、親友は突然姿を消し…
「やがて海へと届く」ってそういう意味だったのね🌊
3.11は私達日本人の心にいつまでも重くのしかかる。太平洋戦争がそうであるように、その時代を生きた人々にとって忘れられない記憶。
拭っても拭っ…
中川龍太郎監督作に関して『わたしは光をにぎっている』や『四月の永い夢』など、個人的に説明要素をミニマムに抑える事で醸し出される行間が好きでそれをとても享受してたんだけど、今作は少し趣きが異なってて、…
>>続きを読む風化
演者さんの美しさを際立たせる印象が強い中川龍太郎監督作品。
今作はその美しさが「喪失」の残忍さを助長させていた気がする。
アニメーションで始まる今作。真奈の目線ですみれとの出会いから今までを…
もう、いつから「そんなに生きていたくはない」とずーっと薄く思っているのかを覚えていないのですが、そんな自分がのうのうと生きているのは、誰かに何かを背負わせることにつながるのが嫌だからというのが一つあ…
>>続きを読む映画「やがて海へと届く」製作委員会