160分の長尺でしかも伝記もので胡乱な空気がプンプン。
果たして、開始から60分を経過してもうんともすんとも言わず。
映画はコース料理と同じ。アミューズやオードヴルが不味くては…。
苦行に耐え…
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最初の1時間がとにかく退屈だが、あまりにも格好よく美しいケイト・ブランシェットを見ているだけでそこそこの満足度を得られる。
が、徐々に徐々に、そのメッキが剥がれ落ち、人間的な詰めの甘さや、無自覚に…
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喋り方や態度は常に人を見下していて権力を持ち、人の痛みも分からず本当にイヤな女性だと思わせるケイト・ブランシェットさんの演技が圧巻でそれに尽きる作品。
監督は脚本の執筆段階から彼女を想定していたらし…
世界的なオーケストラのマエストロ、リディア・ターを演じたCate Blanchettの存在感に圧倒される。演技云々というよりも、この俳優がターのキャラクターを作り出したのではないか。カリスマ的な才能…
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天才でさらに権力も持つと視野狭窄になりやすいっていう話。
元々の依頼は男性指揮者の脚本だったのを、ケイト・ブランシェットに当て書きしたおかげで男性の搾取の話から、同性愛者の女性という少数派の人でも…
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