キネ旬年間1位『ケイコ 目を澄ませて』(22年)観了。聴覚障害者の元プロボクサー、小笠原恵子さんの自伝を映画化。監督・共同脚本は新鋭の三宅唱(84年生れ、何と札幌出身!)。希少なフィルム撮影による映…
>>続きを読む監督 : 三宅唱
脚本 : 三宅唱、酒井雅秋
撮影 : 月永雄太
編集 : 大川景子
出演 : 岸井ゆきの、三浦友和、他
プロボクサー小笠原恵子の自伝『負けないで!』を原案とした、様々な感情の間で…
◎80点
メ〜テレ開局60周年記念映画。
プロボクサー小笠原恵子の自伝『負けないで!』を原案とした映画。
生まれつき両耳が聞こえない聴覚障害の女子プロボクサーの物語。
聴覚障害の女子プロボクサ…
16mmの粗い質感に古びたジムの緑色の壁、グローブの赤、時折映る主人公のマニキュアが映える。主人公の日々の生活とその心模様を中心としながら小さなもの、ささやかなものどもを丁寧に捕捉しつつ、しかし淡々…
>>続きを読む生まれつきの聴覚障害で両耳が聞こえないけれど、下町の小さなボクシングジムで訓練を積みながらプロボクサーとして試合に臨み続けるケイコの物語。 聴覚障害を持つ女性を演じた岸井ゆきのは、ほぼセリフがなく…
>>続きを読む実際にいらっしゃる難聴の元プロボクサーをモデルに作られた作品。
主人公ケイコ演じる岸井ゆきのさんは耳が聞こえないので基本喋らない。
会話は手話。
ただ、周りの人達の表情や発する音ひとつひとつがセ…
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「気持ちが体に追いつかない」ケイコが放った弱音にズシッとくらった。
無音だからこそ研ぎ澄まされて聴こえてくる音が多い一作。
弟との絶妙な距離感。会長・トレーナーさんの愛情。いづれもとても温か…
生まれつき聴覚障害のあるひとりの女性が、ボクシングを始めて、プロの資格まで取り懸命に勝負に挑んでいく物語…
というと、多くの人は凡百のスポ根モノを想像するかもしれない。
この作品は、そういった過剰…
©2022 映画「ケイコ 目を澄ませて」製作委員会/COMME DES CINÉMAS