【人の真価とは亡き後に表面かするのか?】
イタリアのノーベル賞受賞作家ピランデッロが1936年に亡くなられた後、その遺灰は遺言に従いシチリアに運ばれる。
題名からロードムービーかと思いきやその構…
数奇な旅する遺灰
枯れてしまってあるはずのないのに喜怒哀楽を感じる遺灰
グレーの色相強めの画面構成
死してもなお続く人生の物語
死について考える映画というよりかは死後にこの世界から自分がいなくなっ…
面白い発想の話、ユニークな構成、品のある美しい画面。モノクロとカラーの使い分けも良かった。
映画館で見たら良かったな、と少し悔しい。
しかしノーベル賞とか拍手とか、分かりやすい権威や賞賛の使い方…
タヴィアーニ兄弟の弟、パオロが御年91歳の2022年に単独監督作として手がけた作品。日本では23年の初夏に公開された。
イタリアが誇るノーベル文学賞作家ピランデッロの〝遺灰〟が(当時の独裁者ムッソ…
鑑賞記録。
パオロ・タヴィアーニ。
兄、ヴィットリオ・タヴィアーニへ捧げた、死と栄誉の物語。
本作はノーベル賞作家、ルイジ・ピランデッロの遺灰に纏わる史実に、兄ヴィットリオへの賛辞を仮託したドッ…
【灰を撒くこと】
イタリアのパオロ・タヴィアーニ監督が亡き兄ビットリオ・タヴィアーニに捧げるレクイエム的作品。
〈あらすじ〉
1934年にノーベル文学賞を受賞した文豪ルイジ・ピランデッロは自分の…
このレビューはネタバレを含みます
内容はノーベル文学賞作家ルイジ・ピランデッロ氏の死後、遺言通りに故郷のシチリアにある固い岩の中に自らの遺灰を埋葬し、一部は海にまいて欲しいというものだが、亡くなられた1936年当時はファシズムの勢い…
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© Umberto Montiroli