最後、こんなハートフルなよくある映画のいいシーンみたいな場面あった?と思って小説開いたら、あったわ、このシーン。
遠い昔に小説を初読し、この小説はこんなハートフルな要素皆無の心が張り裂けるようなもの…
善良な人間の周りには善良な人が集まってくるものだな、と思った。
子どもが言う「大人が差別するから真似してるだけです」みたいな台詞、ホント一応大人の一員になってしまった者からするとスミマセンの一言に…
被差別部落の人間を差別しながらも、金持ちなら妻にするエラい先生、最悪。
矢本悠馬先生は最初「僕たち教員の中に部落民がいるはず無い、だって顔つきが違うんだろ?」のように言っていた。その時点では差別さ…
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本当は原作で読みたかったけど、読める気がしなかったので映画で。
小学生の頃は、道徳の授業を受けながら「部落差別なんてこうして習わなければ知ることもなかったのに、なんでわざわざ教えるんだろう」って正直…
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コンプライアンスと言われる時代になったけど、実際はネット社会の発達によってより根深く部落差別問題が酷くなって来ているように感じる。教わっていないことは怖いことや恥ずかしいことであり、嫌でも目を向けた…
>>続きを読む原作が骨太な名作であっても、残念!っていう映画化は過去にもあるわけだけど、今作に関しては、とても真摯に原作のコンテキストを抽出して、余計なものを加えず、まとめきった感があり好感持てました。
あと間…
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明治になり身分解放令がくだったあとも差別を受ける穢多・非人。
生まれを隠して教員として生きる1人の穢多は、様々な人間との出会いによって心を揺さぶられる。
もっと凄惨な内容になるかと思っていたけど、…
1871年に廃止された身分制度
島崎藤村の『破戒』が1906年
初の映像化が1948年で本作は三度目60年ぶりの映画化
今よりも部落差別が強かった時代に観たらどれ程のインパクトがあったか原作共々想…
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