ケリー・ライカート、2022年。
不機嫌なリジー。真面目なリジー。
几帳面なリジー。
素晴らしいな。
手垢のついた可哀想なもの達を丁寧にスクリーンから拭い去った。
言葉に出来ない豊かさだけが爽や…
芸術家としての理想と、日常の煩わしさの中で創作する現実に苦悩しながら作品の完成と展示に向けて奮闘する姿を描いている。
展示会のシーンでは、不完全さを抱えたままアートを表現することの尊さ、鳩を手放した…
ごく一般的な日常を描くことに徹した作品は多々あり、なかにはドキュメンタリー的なカメラワークを使うことでその度合いを高めているものがある。しかし本作は完全な劇映画として撮られているのに、モキュメンタリ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
画角が全部良い ポストカードにしても売れる
ミシェル・ウィリアムズ(リジー)の苛立ちのそれがリアルで緊張感がある ただ、かなり女性的で、頻繁に通話かけたりホン・チャウ(ジョー)との関係性しかり感情の…
「彫刻家のリジーは、美術学校で講師を務めながら、来週の個展に向けて創作活動をして忙しい。給湯機は壊れ、大家から傷ついたハトを預かるなどにわずさわれながら進まざるを得ない芸術家の日常を描いた映画」90…
>>続きを読むわたしはケリーライカートとミシェルウィリアムズがやっぱり好きなんだなあと再認識した。
しかしまあ本当に、緊張感を描くこと?緩急を描くことがなんて上手いんだという、、、
いつも鬱屈とした行き場のない…
物を創作する人の心理を静かに映画にしてて、何も起こらない映画の良さ!
ライカートの作品は自然や森が多い気がするけど、コンクリートの建物を撮っても美しいルックは健在で気持ちがいい。
芸術家たちの周りに…
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