2023年59本目(映画館22本目)
非常に心苦しい作品だった。
子どもの頃の些細なキッカケで疎遠になっていくレオとレミの2人の少年を描いた作品。
とても繊細に描かれていて、心情描写も上手く映され…
演技も構成も話も素晴らしかったんだけど、レミの両親が可哀想すぎて、レオにイマイチ感情移入できずに終始無言のレオに嫌なザワザワが抜け切らずに終わった。人生のどの段階で見るかで感想変わりそうな映画だなと…
>>続きを読む始まりから終わりまでレオの顔や行動がずっとアップで撮られていて、そのまま話しが展開していく。レミといた楽しい幸せな時間、学校でからかわれてレミを遠ざけなければいけなくなった悲しみや怒り、レミを失った…
>>続きを読む幼馴染の親友と中学生に上がったときクラスメイトから2人は付き合ってるの?と弄られるようになり、距離を取ろうとしたら事件が起こる話。
テーマはまさにclose。
この言葉に3重の意味がかかっている…
人は変化するものだから、変わることを誰も責めることはできないし、誰も止めることはできない。でもその時だけがすべてだとは、思わないでほしい。それを大人として伝えられるようになりたいし、自分もそう考えら…
>>続きを読む苦しい作品だった。
フランス映画の雰囲気が強くて、そのよさが際立っていた。
私にもかつて同性の友達でかなり近く仲良くしていた子がいた。学校の先生からも、2人の世界にいつもいて心配だと言われるほどに…
最後にもう一度、あたたかくやわらかな花束の映像に戻る。振り返ったレオが見たものは、知りたくない現実だったかもしれない。ただ、それでもゆっくりとレオは歩き出す。無理に忘れるでもなく、新しい日々を始める…
>>続きを読むVersus Production 2022