『人間が夢の最も深いところで出会う対象は、自己の死である……すべての場合において死は夢の絶対的な意味である』(ミシェル・フーコー)
新宿アート・シアターで「野いちご」を観たのは、1962年(昭和3…
長く生きていくのはつらい。
思い出がたくさんできるから。
眠る前に思い出すことと後悔がたくさんあって今この瞬間も思い出になっていっていくから。
思い出が体を重くさせる。
あたしもこんなに皺くちゃにな…
自分の中での映画とは?という答えに完璧に答えてくれる作品。見せ方が面白く、90分近くながら中身がびっしりと詰まっている。夢と現実。老人(1人の人間)の人生がこの映画に集約されている。こーゆう映画に弱…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
愛と冷たさ、人間の心とか、その設定とかがまずうますぎる、人とつながることでそういうのが複雑になっちゃうとかとにかくすごいよく考えてる監督、最初の主人公の語り、いとこと弟が結ばれる背景の描き方、息子の…
>>続きを読む『野いちご』@ユーロスペース
妄想や追憶、過去との対話、老教授の1日を通し心理的感情移入より実存の不条理をただ不条理としてだけ抉り出す。観客の興味を占めている映画のイメージを意識的に認識しては、は…