コメディ要素も程よく、サスペンス感もちょうどよい、少し現実味が薄い幻想的な作品だった。
慣れない地、書いたことのないジャンルに脚本家は苦悩し、その苦悩が具現化したかのようなホテルで起こる数々の不思…
このレビューはネタバレを含みます
これまで見たコーエン映画では1番面白かった。
殺人が起きる前が割と長いけれど、いちいち不安にさせるカメラワークと細かなカットが気になって、夢中になって見れた。先まで続く廊下もどろどろ剥がれる壁紙も…
他のレビューでも書いてあったけど人が死んでから面白くなる(個人的感想)
一言で言えば曖昧模糊、隠喩の宝石箱や〜!という感じなので全体の理解度45%くらいだと思う。
これも何かのメタファーなんだろ…
蚊、古いホテル、天井の傷、壁紙の剥離、騒音、耳垂れ、繊細さと正しさを失った人々、太った殺人鬼、不倫、融通の効かない上司、戦争前の雰囲気(軍人の優位性)、湿気、気怠い暑さ、他人の高速タイプライター、気…
>>続きを読むハリウッドの映画産業における嫌な部分と戦争前夜的な社会の不穏な空気感が、そういった状況の中でどこかそうした社会とのつながりを失って全く別な世界で生きている感じの主人公を徐々に蝕んでいく感じが恐ろしい…
>>続きを読む優れた仕事は苦痛から生まれる
ユニバーサルスタジオのブシェミ特集が出てて見たのに短い、、印象はめっちゃ強いけど
あの笑顔、どっかでみた記憶があるようなないようなあるような
剥がれてくる壁のホテルは…
多分友情モノとは違うけれど、似て非なる何かではあると思う“ナニカ”。
キャリア初期のコーエン兄弟らしい、奇の衒いと毒気と、何か一つか二つの観る側に寄りそう要素で構成された、バファリンのような映画。
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色んな解釈が出来る映画は観客を信頼していて良い....
彼が書けてから急激にお話のテンションが上がり続けて最高、これは本当に最高。旧約聖書の染み込ませ方に気付いた時ニヤついてしまった...とても変態…